2018年の目標:「ローカル“に”生きる」を伝える

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2017年を過ごして感じていたことが、年末年始休みにようやくまとまってきた。

これまで真鶴出版の特徴であり強みは、「ローカル“で”生きること」を発信していくことだと思っていた。少しだけそれを修正したいと思う。

「ローカル“で”生きる」という文脈で発信している人たちはたくさんいて、ただその実体としては何種類かある。若者たちだけ(もしくはスポット単位)で盛り上がっているところ、都会にあってもおかしくないようなお店が、ポツンと地方にあって目立っているところ……。真鶴出版もたしかに「ローカル“で”生きる」うちの一つではあるのだけど、そこが目指すところではない。

私たちが本当にやりたいことは、ローカル“で”生きることではなく、ローカル“に”生きることだと気づいたのだ。

ローカル“に”生きるとはどういうことかというと、「その地域にいる人との交流を楽しみ、その地域にしかない文化を発掘すること」だ。

場所自体は、地方であろうが東京であろうが関係がない。

以前、東京・末広町のパークギャラリーの加藤さんが、「真鶴に通うようになってから(パークのある)神田のまちの見え方が変わった」と言っていた。そう、東京にも「ローカル」が存在するのだ。自分たち自身も、去年八王子でワークショップをやったり、箱根を取材して回ったりして、東京の下町であろうが、地方都市であろうが、観光地であろうがローカル(=地域独自)の楽しみがあることを知った。

ローカル“に”生きることのおもしろさはなんだろうか?

1、お金がかからない

ローカル“に”生きるおもしろさは、お金がかからない。大抵の都市型のサービスは、高いお金を払えば高い質のものが手に入る。けれどローカル“に”生きるおもしろさは、某テーマパークのように提供されるものではなく、自分で発掘することだ。一見何の変哲もない道に美学を見つけたり、商店のおばあちゃんと話すうちに知られざるエピソードを聞くこと。「発掘」自体がおもしろさの一つなのかもしれない。

2、予期できない

ローカル“に”生きるおもしろさは、予期できない。大抵の都市型のサービスは予期できる。買い物をすれば(当たり前だけど)モノが手に入り、話題のレストランに行けば食べ物が手に入る。けれどローカル“に”生きるおもしろさは突然やってくる。居酒屋の隣のおじさんと仲良くなって2軒目に行くこともあれば、知らない人に釣りを教えてもらうこともある。

3、肩書きが関係ない

ローカル“に”生きるおもしろさは、肩書きが関係ない。名刺交換なんて滅多にしない。都市型の社会では、仲良くなるには共通の仕事だったり、趣味を持っていることが重要になる。年齢層もせいぜい自分±10歳ぐらいだ。ローカル“に”生きると、職業も年齢も関係ない。大事なのはその人がどんな人であるか、だ。その人自身が変わらなければ、いくらその他の環境が変わっても、そのつながりは変わらない。

真鶴出版は今後、こんな「ローカル“に”生きること」のおもしろさを、出版と宿泊を通して伝えていきたい。そして、そうやって「自分で仕事をつくること」自体も発信していく。これら二つがそろったとき、世界中どんな場所でもおもしろく生きることができるようになる。それは、レールに沿った生き方が一般的な今の日本社会で、誰かの生きる選択肢を増やせるのではないかと思うのだ。

おわり

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