2号店日記(3)/旅と移住の間

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※前回の日記はこちら(http://manapub.com/archives/1971)。

いまのスタイルでは満たせない需要。それは、「リピーター」と「連泊」だ。

1日1組限定で町歩きをつける今のスタイルは、初めて真鶴に来る人には合っていると思う。1組だけなのでたくさん話すことができるし、町歩きをつけることで丁寧に案内することができる。けれど、その分1泊あたりの値段を上げないといけない。1度真鶴を知った人は、今度は私たちと一緒でなく、自分の力で開拓したいという人もいるかもしれない。真鶴は来ればくるほどおもしろいと思っていた私たちは、できれば何度も真鶴に通って欲しかった。しかし、今のスタイルではその「通う」という行為がしづらいのだ。

もう一つが「連泊」。外国人や移住検討者には長期宿泊需要がある。そして真鶴自体も、1泊2泊ではなく、もっと長く滞在することでより楽しめる町だと思う。しかしこれも、今のスタイルと値段では長く滞在しづらい。

そこで、2号店のコンセプトは「旅と移住の間」とした。1泊の「旅」よりも長く、「移住」ほど重くない心持ちで町を楽しめること。

具体的には、複数泊するほど安くする。町歩きはオプションにして、もっと気軽に、何度も、長く泊まりやすい場所にすること。そして部屋数を少しだけ増やし、日本の暮らしを楽しみたい外国人にも、地方や移住に興味がある日本人も同時に泊まれるようにすることだ(なんなら2拠点居住の居住先的な使い方をしたりとかも)。

日本の観光についてたくさん提言しているデービッド・アトキンソンも指摘しているが、日本の旅館には10泊は泊まれない。ゲストハウスも短期宿泊向けの人が多い(個人的に、ドミトリーに10泊はきつい)。真鶴出版では、中長期向けの宿泊施設を目指したい。そんなコンセプトに決定した。

つづく

※写真は、建物周辺の長さを測っている冨永さんと学生インターン。