真鶴出版日記(360)/三島のすすめ

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真鶴から電車で20分、東京とは逆方面に向かっていくと、静岡県の三島という駅に着く。

正直以前は全く知らなかったところ。真鶴に来て1年ぐらい経つまでは興味もわかなった。最近気になりだして、今日初めてじっくり町を歩いたらやっぱり面白い町だった。

まず、Suicaがエラーになるのに驚く(Suica範囲外のため)。

GWというのもあるかもしれないけど、歩いている人がかなり多い。東京でいうと、ちょっと外れたところ。蒲田とかそのぐらいの印象に似ている。でも、似ているけど何かが違う。

神奈川、千葉の地方都市とも決定的に違うのは、チェーン店が少ないところ。駅前に必ずあるマックや吉野家がない。チェーンの居酒屋は多少あるけれど、それにしても個人商店の飲食店がかなり生き残っていた。関東では地価が高いので、ある程度儲からないと生き残っていけず、どうしてもチェーン店が多くなる。三島はそういう事情があまりないのかもしれない。

そして源兵衛川。何も三島のことを知らなかったから、町中に急にきれいな川が流れていて驚いた(初夏には蛍も出るらしい)。川の真ん中が歩けるようになっていたり、川辺にカフェがあったり、楽しめるような工夫がされているのも良い。東京の下町も新しいビルなんかつくらないで、そのお金でこういう整備の仕方をしたら、どれだけ魅力的な町になることだろう。そしてその実現可能性はゼロではないと思う。

最近たまに感じるのは、静岡は静岡で独自の文化圏をつくっているのではないかということ。東京を意識しない、東京に依存しない文化圏。

もしくは、自分は関東圏に慣れ過ぎてしまっているので、関東以外はそんなものなのか?(もちろん良い意味で)。いずれにしても、静岡の県境にある熱海には感じない違和感を三島で感じるのは、関東地方と中部地方の文化の境目が、実はこの辺にあるのかもしれない。

ちなみに、静岡で大抵かっこいいと思うお店は「ケンブリッジの森」という建築事務所がやっていたりする。これについてはまた後日。

たった20分で、まったく「違う」町に来て、どこか遠くまで旅行に来たような気分だった。

おわり