真鶴出版日記(348)/ちくわ

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関西から戻ってきた。

神戸では森本アリさん率いる「三田村菅打団?」が出演する、「国際ちくわ笛音楽祭」を見てきた。

「音楽家」としてのアリさんを見るのは実はこれが初めてで、大好きな曲『キネンジロー』が聞けたときにはやっぱり涙が出てきてしまった。優しさが詰まった明るい曲なのだ。(https://www.youtube.com/watch?v=5nsICiQ5Rrc)

ところでこの「国際ちくわ笛音楽祭」。いったいなにかというと、神戸市が主催で4年に一度開かれるという「神戸国際フルート音楽祭」。その企画の一つで、文字通り「ちくわ」を「笛」にした音楽祭を行おうというもの。

キャッチコピーは、「おいしく食べるか?気持ちよく吹くか?」。

ちくわをつくる神戸の会社カネテツから、何百本もの「練習用ちくわ」が提供され、「ちくわ笛デモンストレーション」や、ちくわによる創作料理対決「ちくわんグランプリ」まで行われるのだから本気だ(もちろん普通の演奏もあり)。

最後は総勢30人ぐらいのちくわ笛楽団「ちくわスティックス」による演奏。ちくわで演奏しているというだけで盛り上がるので、『明日があるさ』のソロパート部分が終わったときにはもはや大歓声。演奏し終わるとみんなでそのちくわを食べ、子どもからお年寄りまで笑っていた。

こんなイベントを行政が主催し、会社が協賛し、それをみんなが許容してノリノリで盛り上げてるんだから、関西ってすごいなと思う。

最近常々と思うけど、関西人の「主題からいかに外れるか」ということを面白がれる姿勢は、合理的なものを追い求めすぎて疲れてしまった今の時代に求められていることではないかと思う。

おわり