こんにちは。
真鶴出版の來住です。
物件探し、うーん、苦戦しています。
まさかの前回のブログに立てた作戦①から動けていません。
あれから何が起こったかというと…
まずは目的物件の前にお住いの方に持ち主さんのことを伺いに行きました。
(3日間通って、やっと在宅中にお会いできた)
すると、
「うちはねー、知らないのよ。前も役場の人に聞かれたんだけどねー。
お墓があそこのお寺に入ってるから、そこで聞いてみたら?
お墓の持ち主さんが知ってるかもしれないよ」
前回、作戦を立てた時はこの方が100%連絡先を知っていると思っていました。
なぜなら、その建物周りの掃除を引き受け、敷地へ入る鍵を持ち主さんから預かっているといっていたからです。
でも、知らないのであれば仕方がない。
と、いうことでお寺へ向かっていると、井戸端会議をしているおばさまたちに遭遇。
お寺への行き方を確認がてら、目的物件に以前住まわれていた方のことを聞いてみました。
おばさま1「あー、町に委託したって聞いたけど!」
おばさま2「え、県じゃなかったの?わたしは県に寄贈したってきいたわよ!」
町や県が管理してるとなると、とりあえず役場に行けばいいのか?と
役場に行ってみることに。(この前に行ったお寺の方はご存知ありませんでした)
すると、
「土地台帳というのがあって、300円払えば誰でも観覧できますよ。」
というので、今は誰が所有していることになっているのか、閲覧することに。
税務課に行ってみてみると、まさかの手書きの書類が…
最後に相続した人の名前は昭和52年で終わっている。
その方はすでに亡くなられた方だそうで、お子さんがいなかったため、
だれの名前にも登記されずそのままになっているのだそう。
そして、町のものでも県のものにもなっていませんでした。
お子さんがいなかった方の財産は親戚に権利が分配されていく。
そして、その親戚の数はどのくらいになっているかはわからない。
万が一全員見つけられたとしても、その親戚全員から許可を得て物件を借りられるのは
めちゃめちゃ難しそう。
何か手立てがないかと、もう一度役場へ。
やさしい役場のお兄さんが一緒に考えてくれました。
「うーん、あとはその物件の前にお住いの方に、親族らしき方を紹介してもらうのが一番可能性がありますかね」
私「でも、伺った時には連絡先はご存知ないということでしたが…」
やさしい役場のお兄さん「突然来た人には教えないんじゃないんですか。鍵も預かっているのに連絡先を知らないってことはないでしょう。じゃあちょっと、”あの人”に聞いてみましょう。」
“あの人”とは、真鶴育ちで役場に長年勤めているベテランの方。
町の事情に精通していて、その物件に住まわれていた方のこともご存知だったとか。
あの人「じゃあ、ちょっと遠回りなルートになるけど、聞いてみるよ。今週末に。」
どんなルートを使って誰にどう聞いてくれるのかはちょっとわかりきりませんでしたが、きっと、地元のスーパールートをご存知なのでしょう。
物件を探していると、目的も聞かれ、答えると、
「無理だよー。やめた方がいいよー。」
と言われることも多く、しゅんとすることが多いですが、
役場の人たちの優しさに、あきらめずに頑張ろうと思えた1日でした。
展開があり次第、こちらでまたご報告します。
“あの人”は一体どんなスーパールートを持っているのでしょうか?